なぜ、SFなのか?
将来、米国でスタートアップをしたいのであれば、できるだけ早く、SFに来た方が良い。なぜならば、ここは世界にプロダクトを提供するには、最高の場所だから。
- ベイエリアには、世界中から優秀なスタートアップが集まっている。その中でもSFは特別な場所で、最近はベイエリアの他の場所から、多くのスタートアップがSFに拠点を移してきている。
- 日本での経験やネットワークは、SFではあまり役に立たない。だから、もし日本でEXITしてから米国に来ても、ここでスタートアップするときには、ほぼゼロからやり直しになる。自己資金は多少役に立つけど、結局は投資家から資金調達をしないと、勝負にならない。
初めてのSFで必要なもの
- プロトタイプでもいいので、プロダクトが見せれるものがあるといい。
- そのプロトタイプが無い場合は、プロダクトのモックでもいい。
- そのモックもない場合は、自分と会う人たちに何か特別な価値を提供できるといい。(例: 投資家の紹介 etc.)
- 上の補足として、多くの場合、日本は市場として強い関心を持たれないことを前提にしたほうがいい。
- 上の何も用意できない場合、SFでは関心は持たれにくい。
初めてのSFの滞在期間
- 初めてSFに来るのであれば、まず旅行ビザで2-3ヶ月間滞在してみるのがいい。
- その期間、できるだけ多くの人に会って、できるだけ多くの(プロダクトに関する)フィードバックを得ること。
- 最初は分からないことが多いし、良い人/会社の判断もできないけど、数を重ねることで判断基準ができてくる。
- よく1-2週間だけ泊まりに来る人が多いが、しっかりと理解するためには最低1ヶ月間はいたほうがいい。
なぜ、米国で成功している日本人が少ないのか?
- 昔から米国で挑戦する起業家は一定数いたので、米国で勝負をし続けるのが難しかったことが理由だと考えてます
しかし、多くの失敗を糧に、いまは米国ビザ等の多くの落とし穴の対策がノウハウとして蓄積してきたので、10年前に比べて圧倒的に生存率が高まってきました
また、米国の日系創業者同士が支援し合うコミュニティも盛り上がってきていて、更にノウハウやネットワークの共有は進んでいくので、米国で成果を出す日系創業者が増えてくるのは時間の問題です
世界で活躍するプロスポーツ選手が増えてきたように、最初の数人の創業者のロールモデルができれば、その後は一気に成功事例の増加数が加速すると思います